昨年の外航クルーズ、19%減の9万3000人、クルーズ人口は17万人

  • 2003年10月20日
 国土交通省海事局がまとめた「2002年のわが国のクルーズ等の動向」によると、2002年のクルーズ人口は前年比15%減の約17万人であった。このうち内航クルーズの乗客数は11.2%減の約7万5000人、外航クルーズの乗客数は19.0%減の約9万3000人であった。外航クルーズの減少は2001年10月の外国クルーズ船社の撤退が影響し、2年連続で10万人の大台を記録していたが、若干割り込むこととなった。平均泊数はクルーズ人口の減少が影響し、昨年の5.0泊から4.8泊へと減少した。ただし、1999年と比較すれば30%増となり、国交省は外航クルーズが旅行の形態として定着する傾向にあると分析する。
 目的別ではインセンティブがほぼ皆無の状況となり、観光目的のレジャークルーズが定着する傾向が鮮明となっている。