JALホテルズ社長の町田氏、業界全体で総需要の回復を図る考えを強調

  • 2003年9月29日
 JALホテルズは29日、「2003年度海外ニッコー・ホテルズ・インターナショナル・ワークショップ&レセプション」を開催、海外に展開するニッコー・ブランド10ホテル、成田・関西空港に展開する3ホテルと業務提携を行うル・メリディアン・ホテルズ&リゾーツが集結した。ワークショップの冒頭、JALホテルズ代表取締役社長の町田彰佑氏は「JALホテルズの主要なお客様は日本人の方。ビジネス需要は対前年比100%近くへ回復してきたが、レジャー需要は未だ回復が遅い」と語り、「今後は旅行会社をはじめとする業界の協力を深めることで総需要の回復を図りたい」との考えを示した。
 町田氏によると、「中国や台湾の団体旅行、IT運賃を利用するお客様の回復は遅い。加えて、サイパン、グアムは昨年の台風の影響を残し、バリはテロ事件のイメージから完全回復に至っていない。東南アジア全体では対前年比20%から30%を推移するのが現状」という。このため、「旅行需要の完全回復には、業界全体の協調が最重要課題」としており、グアムなどでは旅行会社のFAMツアーに積極的な利用を促しており、今後も同様の方針を貫く意向だ。