JATA・DI調査、全体的に回復基調、海旅はインハウスが堅調
日本旅行業協会(JATA)は8月18日から28日の期間、会員企業545社を対象に実施した旅行市場動向調査によると、9月現在の海外旅行全般のDI値はマイナス70ポイントとなった(回答社数282社)。これは6月調査時のマイナス93ポイントから指標が上向きに転換し、3ヶ月後はマイナス44ポイントと1月調査時のマイナス49ポイントまで回復する予測だ。旅行会社の業態別DI値は、インハウスがマイナス41ポイントでリテーラー2(旅行業の取扱額30億未満)のマイナス68ポイント、海外旅行ホールセラーのマイナス88ポイントを上回り、業務渡航の回復が早いことを裏付けている。
顧客層別では、総じて回復に向かう傾向となっているが、最もポイントが高いのは「商用・視察」のマイナス48ポイント。3ヵ月後に関してもマイナス18ポイントとなり、回復の牽引役となっている。方面別でも全方面で回復に転じたが、中国、およびアジアはマイナス76ポイントとなり、3ヵ月後の予測でもマイナス50ポイント前後と回復が最も遅れている。中国に関しては、短期滞在査証免除が旅行需要を促進するとの見方が出ていると同時に手数料の減少を危惧する声もあるという。
なお、国内旅行はマイナス4ポイント。これは前回調査時のマイナス26ポイントから回復基調に転じており、海外旅行からのシフトも予想以上にあるという意見が増えている。海外旅行の顧客層別、方面別のDI値は下記の通り。
▽海外旅行の顧客層別DI値(3ヶ月前/現在/3ヵ月後)
ハネムーン/-84/-65/-44
ファミリー/-96/-74/-55
OL/-92/-69/-47
熟年/-88/-63/-38
シルバー/-84/-66/-37
インセンティブ/-94/-84/-60
商用・視察/-90/-48/-18
▽海外旅行の方面別DI値(3ヶ月前/現在/3ヵ月後)
ハワイ/-90/-63/-39
アメリカ・カナダ/-87/-67/-49
ヨーロッパ/-78/-47/-27
オセアニア/-76/-50/-35
ミクロネシア/-83/-59/-38
中国/-100/-76/-50
アジア/-98/-76/-49
顧客層別では、総じて回復に向かう傾向となっているが、最もポイントが高いのは「商用・視察」のマイナス48ポイント。3ヵ月後に関してもマイナス18ポイントとなり、回復の牽引役となっている。方面別でも全方面で回復に転じたが、中国、およびアジアはマイナス76ポイントとなり、3ヵ月後の予測でもマイナス50ポイント前後と回復が最も遅れている。中国に関しては、短期滞在査証免除が旅行需要を促進するとの見方が出ていると同時に手数料の減少を危惧する声もあるという。
なお、国内旅行はマイナス4ポイント。これは前回調査時のマイナス26ポイントから回復基調に転じており、海外旅行からのシフトも予想以上にあるという意見が増えている。海外旅行の顧客層別、方面別のDI値は下記の通り。
▽海外旅行の顧客層別DI値(3ヶ月前/現在/3ヵ月後)
ハネムーン/-84/-65/-44
ファミリー/-96/-74/-55
OL/-92/-69/-47
熟年/-88/-63/-38
シルバー/-84/-66/-37
インセンティブ/-94/-84/-60
商用・視察/-90/-48/-18
▽海外旅行の方面別DI値(3ヶ月前/現在/3ヵ月後)
ハワイ/-90/-63/-39
アメリカ・カナダ/-87/-67/-49
ヨーロッパ/-78/-47/-27
オセアニア/-76/-50/-35
ミクロネシア/-83/-59/-38
中国/-100/-76/-50
アジア/-98/-76/-49