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6月の苦情・相談件数は前年比18.4%減、インターネット取引が増加

  • 2003年9月17日
 日本旅行業協会(JATA)がまとめた6月の苦情・相談件数は前年比18.4%減、件数では34件減の151件であった。苦情の申し出区分別では「取消料」が25件、「旅客対応」が24件、「インターネット取引」が12件となっている。増加が目立つインターネット取引では「インターネット掲載の旅行代金が間違っており、旅行会社の言う料金を支払ったが、現在も訂正されていない」という相談をはじめ、旅行会社側がインターネットを手軽に利用するものの、情報の更新が疎かになる側面が出ている。 旅客対応では、キャンセル料の支払い先と再度の予約に関するトラブルが起こった。ハワイ挙式ツアーを申し込んだお客の父親を名乗る男性が、新郎新婦の急病を理由に取消しを依頼、担当者は父親であることを確認し、父親にキャンセル料を差引いた代金を返金した。しかし、急病は父親の狂言であり、担当者が再手配をするにあたり、新郎新婦に料金を請求したことで問題となった。この件は主催旅行の契約であったため、旅行会社とお客個人の契約であることからキャンセル料を父親に払ったことが間違っており、契約を取消していないお客に料金を請求することは出来ない。