オーストラリア、10月から開催するラグビーW杯のチケット販売が好調

  • 2003年9月16日
 オーストラリアで10月10日から、ラグビーのワールドカップ(W杯)が開催される。これに伴い、キューエイチ・インターナショナルは日本代表の試合観戦を含むツアーを設定している。現在、日本代表の試合を観戦するチケット販売状況はスコットランド戦(10月12日)が380枚、フランス戦(10月18日)が225枚、フィジー線(10月23日)が120枚、クィーンズランド州で開催予定の試合は計800枚、人数では700名、W杯全体では2100枚を販売しており好調に推移している。クィーンズランド州観光公社では、W杯期間中に日本からオーストラリアを訪問する人数は選手や報道陣を含み約1500名と見込んでおり、特に日本戦の3試合の開催を予定するクィーンズランド州タウンズビルの露出の高まりに期待する。クィーンズランド州観光公社の新堀治彦氏によると、集客状況が好調な要因としてW杯の開催にあたり長期的なマーケティング戦略を実行したこと、ラグビー日本代表とオーストラリアA代表の交流試合の際にビラ配りを実施して周知を図ったこと、インターネットでの露出を高めたことと分析する。
 タウンズビルは今年で100周年を迎える記念の年であり、日本の総領事館をオーストラリアではじめて開設した地でもあることから、日本との交流の歴史も長い。このほど来日したワールドカップラグビー委員会の会員のスーザン・ロバーツ氏は「W杯で同一会場において3試合を行うことは異例のこと。タウンズビルでは小学生の生徒たちによる応援団を組織しており、歓迎ムードが盛り上がっている」と語り、選手だけでなく日本人観光客の歓迎も万全であることをアピールした。また、タウンズビル市はW杯の日本代表の試合前に、日本の企業、商工会議所等を招待したビジネスセミナー、市長主催のパーティなどを開催し、日本との交流をさらに深めたい考えだ。