ゴールドコースト、市長のベイルドン氏が来日、貴重な自然をアピール

  • 2003年9月11日
 オーストラリアのゴールドコースト観光局がこのほどワークショップを開催、合わせてゴールドコースト市長のギャリー・J・ベイルドン氏が来日した。ベイルドン氏は「イラク戦争やSARSで日本からの旅行客は減ったが、オーストラリアの検疫体制は万全である。ゴールドコーストは海と熱帯雨林の貴重な自然を保護している。その他、テーマパークも揃っており、あらゆる年齢層に対応できるデスティネーションである」と語り、「今後も多くの日本人訪問者に訪れていただきたい」とアピールした。
 昨年、ゴールドコーストを訪れた日本人は約29万9000人。クイーンズランド・日本観光協会(J・TAQ)が実施した調査(実施時期:2002年11月〜2003年4月)によると、全旅行者のうち初めて訪問したのは22.3%で、旅行目的別ではハネムーンが54.2%、家族が20.5%となっている。また、オーストラリアへの旅行先に選んだ理由としては、「いつも行きたいと思っていた」が67.0%を占め、オーストラリアの訪問先としてはゴールドコーストが49.9%、グレートバリアリーフが30.6%、シドニーが16.1%とゴールドコーストの人気は高い。さらに、滞在がもう1日あったら何をしたいかの質問に対しては「ビーチ」が21.6%と最も多く、次いでマリンスポーツが14.4%、ショッピングが10.2%となった。この結果を受け、ゴールドコーストでの滞在日数の増加や毎朝7時から10時までに無料で参加できるビーチウォークなどの露出を高め、消費者の要望に合わせた滞在を提案する方針だ。