TAT、初めてのウエディング・セミナーを開催、タイ挙式のメリット強調

  • 2003年9月2日
 タイ国政府観光庁(TAT)は2日、TATでは初めてとなる「タイランド・ウェディング・セミナー」を開催した。海外挙式はハワイ、オセアニアやグアムなどが人気のデスティネーションで、アジアはまだ少数である。ただし、タイでも最近はプーケット島やバンコクでの挙式に人気が出てきている。この理由は、エキゾチックなタイ式、あるいは西洋式のどちらも選択可能であること、また新郎が象に乗って登場するセレモニーなど、タイならではの演出が可能であることが挙げられる。
 今回のセミナーで行われたパネルディスカッションでは、タイで挙式を上げた夫婦やタイでコーディネートする会社の担当者などがパネラーとして出席した。この中で、「挙式の費用が安く、距離も近い。これらの理由は両親や親戚、友人など同行者の増加につながる」、「他のデスティネーションでは体験できない、花々をふんだんに使った演出など驚きが体験できる」など、タイにおける多様な演出や豊富なアトラクションを紹介し、他のデスティネーションと比べ十分に競争力があるとした。
 なお、TATではタイにおける日本人の挙式数がまだ少ない理由として情報の不足としており、潜在的な需要は高いと見ている。このため今後は、タイにおける挙式地としてリゾート派にはプーケット島、シティ派にはバンコクに焦点を当ててプロモーションに力を入れる方針だ。