NZ観光大臣、「クジラの島の少女」試写会で日本人観光客の増加に期待感

  • 2003年8月27日
 ニュージーランド観光大臣のマーク・バートン氏はこのほど、9月に公開予定の「クジラの島の少女」の試写会に出席し、映画の公開により日本人観光客の増加に期待感を表明した。上映に先立ち、バートン氏は「観光はニュージーランドにとって重要な産業。このたび公開を迎える映画はそのPRに重要な役割を果たすだろう。ニュージーランドの東海岸、ホワンガラ集落が舞台となる『クジラの島の少女』は、美しく豊かな自然、伝統、文化に触れた作品で、ニュージーランドへの旅行の意欲を掻き立てるだろう」と語った。
 ニュージーランドは「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影地としても知られる。「ロード・オブ・ザ・リング」では、出演した俳優達が世界各地を巡り、メディアでの露出の機会が高まり、旅行先としての人気が上昇した。特に、昨年の世界各国からのニュージーランド訪問者数は200万人を超え、このうち日本人は前年比16.4%増の17万3千600人に達した。「クジラの島の少女」の公開をきっかけに、旅行者が増加するブームに期待したい。