シャングリ・ラ・ホテルズ＆リゾーツはこのほど、22ホテルから総支配人および営業担当者が来日し、東京、名古屋、大阪、福岡において旅行会社を対象としたワークショップを開催した。同社は現在、シャングリ・ラ・ブランドで36ホテル、トレーダースで5ホテルをアジア中心に展開する。最近では7月にANAハーバーグランドホテルをシャングリ・ラ・ホテル・シドニーとして運営を開始し、ドバイではシャングリ・ラ・ホテル・ドバイを開業するなど積極的な展開を図る。特に中国では2007年までに5軒のシャングリ・ラ・ブランド、1軒のトレーダース・ブランドの開業を計画している。
　なお、シャングリ・ラ・ホテルの副社長で中国マーケティング担当のサニー・パウ氏によると、中国におけるホテル稼働率は、香港でのSARS後の回復が著しいほか、北京や上海は70％から80％台を推移、その他のプロパティでも最高で89％を記録するなどビジネスで強い回復を示している。SARSの流行時期には、実施予定であった大型の改装を160万米ドルで実施し、今後の各プロパティの滞在の快適性に自信を見せた。