ドイツ観光局、メッセを組み込んだ多様な旅行企画を提案

  • 2003年8月21日
 ドイツ観光局は「ドイツ・メッセ・ワークショップ2003」を開催し、併設のセミナーでメッセ(見本市)を組み込んだ一般観光客向けのツアー企画のポイントを紹介した。ドイツは毎年、約150を超える見本市を開催し、17万社の出展社と約1000万人の訪問者を集める世界一の見本市開催国である。訪問者の半数の約500万人がドイツ国外から、このうちヨーロッパ圏外の参加者は20%を越す。ドイツ観光局の西山晃氏は「多くのテーマで見本市が開催されており、お客の趣向に合う見本市が案内でき、観光を旅程に組み込むことも可能であり、インセンティブや修学旅行、見本市に合わせたツアー企画が可能である」と語った。
 セミナーでは、会場は大都市が多いことからドイツの新幹線「ICE」での移動に適しており、短時間で快適に会場にアクセスできること、近隣の街にホテルが豊富にあるなどインフラの整備状況や、ワークショップに出展する見本市の代表部が日本にあり、旅行手配の相談や情報を得やすいことを紹介した。また、2005年に「日本におけるドイツ年」に内定し様々な行事が日本各地で開催される予定であることや、2006年のドイツ・ワールド・カップ開催と、ドイツへの関心が高まる要素も多いことから、見本市を切り口にテーマを設定したドイツ旅行の企画をアピールした。