UALコーポレーション、第2四半期の営業損失は6億2300万ドル
ユナイテッド航空(UA)の持株会社であるUALコーポレーションの2003年度第2四半期の営業損失は6億2300万ドルであった。ただし、アメリカ政府から提供されたイラク戦争による損失補償金3億ドルと4億4700万ドルの特別項目を除外すると、営業損失は4億7600万ドルになる。内訳を見ると、営業収益は31億900万ドルと前年同期に比べ18%減少、そのうち旅客収益が26億2500万ドルと17.7%減になっている。しかし、営業費用を35億4000万ドルと17.3%減少、特に人件費及び関連費用を12億4700万ドルと30.3%減に抑え大幅なコスト削減を実施、収益力を強化している。今後は顧客サービスを強化し、縮小していた路線網も随時、復帰する。大西洋路線は既に6月2日に復便しており、太平洋路線は9月3日までに回復を予定する。さらに、「日本就航20周年キャンペーン」など、世界各国でのプロモーションを強化していく方針だ。