JALグループは10月1日から、日本航空(JL)と日本エアシステム(JD)がそれぞれ運営する旅客サービス会社と、札幌、東京、大阪、福岡にある予約・発券会社を地区ごとに統合・再編する。予約のフリーダイヤルと空港旅客カウンターの配置などは2004年4月に統合を予定するが、今回は旅客に最前線で接する部門の関連会社の運営体制を先行して一元化することで、質の高いサービス提供を目指す。ただし、東京地区の発券会社｢株式会社ジャルプラザ｣は、JLから(株)ジャルセールスの子会社に変更になるが、会社統合の対象にはなっていない。また、沖縄地区は空港旅客及び予約・発券ともJALグループの(株)サービスクリエイションで運営しており、再編は行わない。
　なお、会社再編は各会社の取締役会及び株主総会の承認を前提とする。統合・再編する会社は下記の通り。

▽空港旅客系関連会社(空港：統合・再編前→統合・再編後)
千歳空港：(株)ジャルスカイ札幌／(株)ジャス・スカイコート・サッポロ
　　　　　→(株)JALスカイサッポロ
仙台空港：JAL東北国際サービス(株)／仙台エアーサービス(株)
　　　　　→(株)JALスカイ仙台
羽田空港：(株)ジャルフロンティア→(株)JALスカイ東京
伊丹空港：(株)ジャルスカイ大阪／(株)ジャス･スカイコート・オーサカ
　　　　　→(株)JALスカイ大阪
福岡空港：ジャル九州サービス(株)／(株)ジャス･スカイコート・フクオカ
　　　　　→(株)JALスカイ九州

▽予約・発券系関連会社(地区：統合・再編前→統合・再編後)
札幌地区：(株)ジャルスカイ札幌→(株)JALナビア札幌
東京地区：(株)ジャルコス／エアロコミュニケーションサービス(株)
　　　　　→(株)JALナビア東京
大阪地区：(株)ジャルプラス／(株)大阪エイシーエス
　　　　　→(株)JALナビア大阪
福岡地区：ジャル九州サービス(株)／(株)福岡エイシーエス
　　　　　→(株)JALナビア福岡