ウィーン観光局とOS、ジョイントキャンペーンで新たなウィーン像を訴求

  • 2003年7月29日
 ウィーン市観光局とオーストリア航空(OS)は8月末から「ジョイントキャンペーン2003」を開始する。これは、新たな需要の開拓を目的とした広告キャンペーン。女性誌や新聞などの媒体を使用し、市場に定着しているオペラや歴史的建造物を中心とした伝統文化のイメージに加え、ウィーンの街の現代的な側面をアピールしていく。キャッチフレーズは「もうひとりのあなたに出逢う。もうひとつのウィーンに出逢う」に設定した。ウィーン在日代表部代表のフォルカー・ヤインドル氏は「このキャンペーンはこれまでウィーンを訪れていた方々よりも若い方に訴求するのが狙い。今年の日本人旅行者数を30万ルームナイトを達成するのが目標」とキャンペーンの目的を語った。
 また、OS日本地区営業本部長兼東京支店長の村上昌雄氏は日本/ウィーン路線について、「1月から3月初旬まで好調に推移し、イラク戦争やSARSで一時は停滞したもののゴールデンウィーク明けには旅客が動き始めたことから1月から6月までの上半期の利用旅客数はビジネスクラスが前年比48%増、エコノミークラスが24%増を推移している」と好調さを強調。さらに今回のキャンペーンで「これまでのエコノミークラスの主力となる50代から60代の方々だけでなく、新たな旅客を開拓する」と意欲を語った。