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中国山東省、代表団が来日し、豊富な観光資源をアピール

  • 2003年7月28日
 中国山東省人民政府および山東省の観光関係の政府機関、民間業者の総勢80名の代表団が来日し、山東省観光説明会を開催した。これは、2002年に中国山東省を訪れた海外からの旅行者数は98万人のうち日本人は22万人となり大きなシェアを日本市場が占めていることから、SARSの影響で減少した旅行者の早期回復を目的とするもの。中国山東省副首長の蔡秋芳氏は「中国山東省と日本は二千年前から伝説による徐福の日本への渡航から、現在の改革解放路線による経済交流の進展まで脈々と歴史がある」とし、「省政府は観光を主要産業としてサポートし、観光を通じて交流を深めたい」と語った。
 また、中国山東省観光局長の李徳明氏はSARSに関して、「公共の場の衛生を保つことをはじめ、旅行者の健康や安全を守るための基準を厳しく徹底する」と語った。さらに「山東省は孔子を奉る孔廟、中国歴代の皇帝が神の山と敬う泰山などの歴史を堪能できるほか、青島のビーチリゾートなど豊富な観光資源を有している。これらの地を巡る高速道路網は山東省だけで3000キロメートルにも及ぶ」と語り、旅行客の様々な需要に応えるデスティネーションであることを強調した。