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NZ観光局、エコツーリズム・セミナーでハイキングを紹介

  • 2003年7月23日
 ニュージーランド観光局はハイキング・ニュージーランド社のダニエル・マーフィー氏を招き、エコツーリズム・セミナーを開催した。ニュージーランドはホエール・ウォッチングやペンギン・ウォッチング、イルカと一緒に泳ぐツアーなど様々なエコツアーが体験できるデスティネーション。また、ツアーは動植物の保護を目的として、料金の一部が保護活動や研究調査の資金が含まれており、自然とのかかわり方を考えるきっかけとなる。
 ハイキング・ニュージーランド社はニュージーランドの山々のハイキングを中心としたツアーを催行するオペレーター。マーフィー氏によれば、「昨年の取扱人数は約800人で、このうち日本人は約40人程度」であった。主要な顧客は「20代から40代のアクティブな休暇を求める方が多い」ことから、日本市場でも「若い方からアクティブ・シニアまで幅広い方に楽しんでもらえるツアーを提供する」という。同社が催行するツアーは「自然環境を長期的、持続的に楽しむことを目的にツアーの参加者はガイドを含む11名以下で構成すること、週末やピークの時間帯の混雑するルートを避けることなど、独自のガイドラインを策定し、ツアーを楽しみながら自然環境に理解を深める経験を提供する」ことを目的としている。セミナーはモデル・ツアーを紹介。例えば、北島のウレウェラ国立公園を3日間かけて歩くコースは、絶滅危惧種に指定されるニュージーランド・ブルー・ダック(アオヤマガモ)との遭遇や川沿いに生息する鳥類を観察することなど、大自然を満喫するツアーとなっていることをアピールした。また、ツアーには米やパスタなど高炭水化物の食品を携帯するようアドバイスも提供した。なお、ハイキング・ニュージーランド社の詳細はホームページ(英語)へ。