ニュージーランドの大自然やマオリ族の伝説の勇者｢ホエール・ライダー｣をテーマとした映画｢クジラの島の少女｣が9月から日本で公開される。マオリ族の族長は男子が継ぎ、｢ホエール・ライダー｣となるという伝説がある。この後継者問題に直面する少女パイケアが、伝統を重んじる祖父コロの心を開き、海や大地などの自然に奇跡を起こしていくストーリー。マオリ族の風習や踊り、神話などが巧みに表現されており、ニュージーランドを堪能することができる作品となっている。
　公開前に来日したパイケアを演じるケイシャ・キャッスル＝ヒューズさんは、｢世界各地で好評を受けており、日本の方にもストーリーやニュージーランドを堪能していただける｣とコメント。ニュージーランド大使館の広報担当のポーラ・J・ウィルソン氏は｢映画はニュージーランドの伝統的な文化、自然、マオリの文化が凝縮されている。映画を見て、多くの方がニュージーランドを訪れて欲しい｣と語った。