関西国際空港はこのほど、出国旅客数の動向を発表した。これによると7月10日に1万50人となり、3ヶ月ぶりに1日1万人の出国旅客数を超え、イラク戦争、SARSの影響で落ち込んだ旅客動向が回復基調にある。4月からの旅客動向を見ると、第1週は8343人(前年比40.2％減)、第2週は8014人(45.4％減)と減少傾向にあり、人数ベースでは5月第2週の5624人(57.7％減)、前年比ベースでは5月第3週の57.9％減(5574人)を底にして増加に転じ、7月第1週は8395人(37.6％減)、7月第2週は9353人(36.3％減)にまで回復している。また、関空発着の国際線の減便も解消傾向にあり、6月第2週の1日平均47便を底に現在は1日平均59便に回復している。
　なお、旅客数の推移は下記の通り。

▽関西空港の旅客動向(第1週[旅客数／増減比]／第2週／第3週／第4週)
4月　8343人、40.2％減／8014人、43.4％減／8154人、43.0％減
　　／5808人、53.0％減
5月　5708人、49.0％減／5624人、57.7％減／5574人、57.9％減
　　／5571人、53.1％減
6月　5743人、51.5％減／6372人、51.7％減／6776人、46.1％減
　　／7476人、40.2％減
7月　8395人、37.6％減／9353人、36.3％減