ニュージーランド、ウエリントンのデパパ博物館でジャポニズム展を開催

  • 2003年7月14日
 ウエリントンにある博物館「テパパ」では7月10日から10月5日まで、「ジャポニズム・イン・ファッション」展として、日本の文化や伝統の影響を受けた世界のファッションや、世界で活躍する日本人デザイナーの作品を展示している。会場は3つのテーマに分けられており、第1会場ではオペラ「蝶々夫人」やモネの「睡蓮」など1860年から1900年頃のヨーロッパ文化に影響を与えたジャポニズムの潮流を知ることができる。また、シャネルやグッチなど、1900年代以降のデザイナーが日本に刺激されて制作した衣装のほか、現代ファッション界をリードする川久保玲氏やイッセイミヤケ氏、山本耀司氏などの作品が展示してある。日本の文化や伝統が世界のファッションリーダーに与えた影響を知ることができ、特に若い女性から熟年の女性にとっては興味深い展覧会であるだろう。