ハワイ州知事、「観光リエゾン」は観光大臣のポストと言及

  • 2003年7月9日
 ハワイ州知事のリンダ・リングル氏は、先ごろ新設した「観光リエゾン」に関して、「これまでハワイ州の観光政策を体系的に立案、実行する役職が無く、特に空港にまつわる諸問題を柔軟かつ敏速に解決できないこともあった」ことから、「観光大臣の役割を果たし、観光に関する諸問題に対応するポスト」である言及。知事はハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)の理事会メンバーに観光リエゾンのマーシャ・ウィナート氏を指名したことを明らかにし、知事への観光政策に関するアドバイスのほか戦略的な政策の立案を行う。今後は空港の整備問題のほか、知事は「ワイキキの整備に関して優先的に取り組むよう指示した」ことから、ワイキキビーチの砂の入れ替えなど、各ホテルや関連団体などと共同で取り組む。
 また、旅行会社、航空会社、観光関連業の担当者との意見交換「フォーカスセッション」において「相対的に廉価なアジア方面と価格で勝負するのではなく、ハワイの安全性や伝統文化をアピールしていきたい」と語った。具体的には、「日本のフラ人口は100万人おり、挙式やハネムーナーなどにこれまでより多く訪ねていただく」ことで、「ハワイのステータスを高める」方向性を示した。