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香港、SARS流行地域指定から解除、HKTBは7月からキャンペーン実施

  • 2003年6月13日
 世界保健機構(WHO)は6月23日、香港を新型肺炎(SARS)流行地域から除外した。これにより、厚生労働省による「感染地域からの帰国者・出国者に対する注意」も自動的に取り下げられることになる。
 既に香港政府観光局(HKTB)はWHOの香港への渡航延期勧告解除を受け、5月23日から6月16日まで、香港政府経済貿易代表部首席代表の方志偉(フォン・チー・ウェイ)氏が来日し、HKTB日本・韓国地区局長の加納國雄氏と、東京、大阪など7県庁及び旅行業界関係者を訪問し、今後、展開する予定のプロモーション概要を説明している。
 このプロモーションは「ウエルカム香港」をテーマとする大規模なキャンペーンで、まず、7月13日から9月15日まで、「ウエルカム・マンス」と銘打った本格的なキャンペーンを実施する。これはホテルや航空券、ショッピングやダイニングへの特典のほか、1000香港ドル(1億6000万円)相当の大抽選会などのイベントを行うもの。8月半ばには「ウェルカム・デイ」を開催し、世界各地の旅行業界およびメディア関係者を招待する。その後、2004年3月まで「大イベント、大プロモーション」では香港独自のエネルギーや活気を表現することを目的としたイベントを開催する。
 なお、キャセイパシフィック航空(CX)はHKTBが展開するプロモーションを支援することを目的として無料航空券1万枚を提供する。これは「ウェルカム・デイ」をはじめとした香港への招待プログラムで活用される。CXでは7月に減便措置を行う週170便のフライトを再開、8月には定期便の90%、9月には通常の運航体制とする予定である。