BC、平成15年10月期の業績予想で純利益を赤字の見込みに下方修正

  • 2003年6月10日
 スカイマークエアラインズ(BC)は平成15年10月期の中間決算(平成14年11月1日〜平成15年4月30日)の業績予想を修正した。売上高は87億6000万円(前期末予想:89億円)、経常損失は10億6000万円(5億2000万の赤字)で純損失は前期実績の7億5900万円をさらに悪化した12億6000万円(5億2000万円の赤字)になる見込みだ。業績の下方修正は需要低迷に加え、使用航空機の構造部に亀裂が発見されたことによる点検修復作業のための115便の運休、さらに新路線の「東京/青森」、「東京/徳島」の導入コストが発生した半面で収入は6営業月しかなかったこと、純利益に点検修復作業の運休期間中における他社への振替輸送費と機材修理費等の特別損失約2億円を計上することが影響している。
 下半期は新路線の就航と既存2路線との相乗効果と航空貨物事業で増収を図ると共に、路線拡充によるコスト削減効果で6億円の純利益を見込むが、通期での業績予想は売上高224億5000万円(198億円)、経常損失4億3000万円(1億1000万円の黒字)、純損失6億4000万円(8000万円の黒字)と大幅な下方修正をしている。