ラスベガス、昨年の総観光客数は2.8%増、今後は施設が拡充

  • 2003年5月29日
 ラスベガスセミナーが28日、都内のホテルで旅行会社の担当者を集めて行われた。ラスベガス観光局・ネバダ州政府観光局の岡田恭輔日本・アジア地区代表は「昨年の総観光客数は前年比0.2%増の3510万人、ホテル稼働率は84%であった。これは全米の平均より25%、他の人気地域と比べても22%といずれも高かった」と述べ、厳しい環境の中でラスベガスが健闘していることを強調した。コンベンションの開催も「2001年は30%増、2002年は1.8%増と伸びている」として、コンベンションが敬遠されているという噂を否定した。
 ラスベガスではベニシアン(100室、2003年夏完成)、マンダレイベイ(1125室、2003年11月完成)、べラッジオ(925室、2004年12月完成)、ル・レーブ(2701室、2005年3月完成)などと大型ホテルの開業が目白押しで、中でもル・レーブは総工費2320億円、ストリップ沿いには8階建てと同じ山を作り、レストランからは他の建物のネオンが見えないほど豪華さを競うホテル。モノレールの整備も進み、2004年2月には第一期が開通、乗車料金は3ドルの予定。
 買い物が楽しめる「ラスベガス・プレミアム・アウトレット」も2003年8月にオープンする。市内中心から車で5分のところにあり、センター内には100以上の世界のトップブランドや有名デザイナーストアが出展する計画となっている。