求人情報

イタリア、世界遺産のモザイクの町ラヴェンナで芸術の祭典が開催

  • 2003年5月26日
 ボローニャの東74キロメートルにあるラヴェンナは、紀元5〜6世紀にビザンディン文化が開花した古都。この町に500年代に建てられた教会や霊廟の内部のモザイクは「色彩のシンフォニー」と称されるほど美しく「ラヴェンナの初期キリスト教建築物」として、ユネスコ世界遺産にも登録されており、多くの観光客が訪れている。
 このラヴェンナでは、毎年夏に芸術の祭典「ラヴェンナ・フェスティバル」が開催される。今年のプログラムは、「マリア・カラスへのオマージュ」と題したダンス(6月21、23日)、ロリン・マーゼルやゲルギエフなどのマエストロによるシンフォニー・コンサート(7月4日、5日)、キーロフ・バレエ団による「没後10年ルドルフ・ヌレエフへのオマージュ」(7月16日)などを組んでいる。
 また、東西文化・芸術友好の架け橋としてラヴェンナとエジプトのカイロ市との友好イベントも盛り込まれ、カイロ歌劇場交響楽団によるオペラ「アイーダ」(コンサート形式、7月19日)、リッカルド・ムーティ指揮によるクロージング・コンサート(7月20日)のほか、最終日の7月21日にはエジプトに場所を移してリッカルド・ムーティ指揮による「ラヴェンナ〜カイロ」がカイロのピラミッドで行われる予定。スケジュールの詳細はラヴェンナ・フェスティバルホームページ(http://www.ravennafestival.org イタリア語のみ)へ。