TAT、タイへの送客5%増を目的に旅行会社7社とMOUを調印

  • 2003年5月23日
 タイ国政府観光庁(TAT)は同国への送客が多い旅行会社と「タイの販売促進に関する覚書(MOU)」に調印した。すでに昨年8月にエイチ・アイ・エス、近畿日本ツーリストなど8社と調印しており、今回新たに調印したのはエーアンドエー、グッドラックツアー、ジェイティービーワールド、名鉄ワールドトラベル、日通旅行、タビックスジャパン、ビザ・インターナショナル・アジア・パシフィックの7社。日本からタイへの送客を目標の5%増とすることが目的であり、期間は2003年12月までとなっている。なお、昨年8月に調印した8社とのMOUは継続する。
 なお、タイに入国する訪問者全員に対し、タイ政府の支援の下、TATが新型肺炎(SARS)保険をかけている。これはタイでSARS感染の可能性は少ないとしていることから、安心してタイを訪問してもらう意図から実施しているもの。すでに19日から実施しており、このほど来日したタイの副首相ソムキッド氏は「SARSは短期的なこと。危機をチャンスに変えて、観光客の増加に努めたい」とコメントした。