クラブメッド、バリとプーケットに新たな村を開業

  • 2003年4月15日
 クラブメッドは4月10日から全国13都市を訪問する「クラブメッド・ジャパン・ツアー」を展開、これに合わせクラブメッド・アジア太平洋地区社長件CEOのジョエル・ティフォネ氏が来日、今年1月地中海クラブ代表取締役に就任したジェローム・マトン氏と共に近況および今後の展開を語った。ティフォネ氏によれば、「2001年9月のテロ事件では旅行需要の回復に1年を要し、昨年10月のバリ島の事件により、バリの旅行需要は回復にさらに1年を要する」と短期的な予測を立てているものの、「バリとプーケットは今後の着実な需要増が見込め、日本人の好む観光地である。最短で2年後にプーケット、またこれに若干先立ちバリに新たな村を開業する」と長期的展望を述べた。
 またマトン氏は今後の日本での事業展開に関して「クラブメッドの商品は消費者に販売するにあたり、旅行会社の協力が不可欠である」と語り、旅行会社との協力関係を強固にする方針を明らかにした。これは日本の消費者は旅行商品の選択において、パンフレットをはじめとする情報源に大きく依存していることを加味したもの。クラブメッドの商品は「消費者への説明を大いに要する。これに関しては旅行会社の協力を仰ぎたい」とし、旅行会社対象の情報発信を強化する。さらに「ハネムーナー、OL、シニアとセグメント別のニーズを的確に把握し、旅行商品を多様化する」ことで、消費者の細かい動向に対応する。