中国、青島観光説明会を開催、文化と自然の両面からアピール

  • 2003年4月9日
 中国国家観光局はこのほど山東省青島観光説明会を開催、青島市旅遊局や現地旅行会社などからなるミッションが来日して現地情報を提供した。青島はかつてドイツの植民地であり、ヨーロッパとアジアの文化を併せ持つ風光明媚な都市。特に中洋折衷の建築物と、海の中にそびえる労山に代表される自然との対比が美しい。イベントが多い都市としても知られ、8月には国際ビール祭りが開催されるなど、毎年多くの外国人観光客を受け入れている。
 青島は中国東海岸の重要な経済都市であると同時に、海洋科学研究の主要都市でもある。さらに2008年北京オリンピックでのヨットレースの開催地として認定されたことにより、海岸沿いのエリアの一層の発展が期待される。また、多数の国際会議が開催され、ビジネストリップの需要が多い。旅遊局では今後、修学旅行の目的地として、文化と自然両方の観光素材を持つ青島をアピールしていく意向。
 なお、重症急性呼吸器症候群(SARS)に関して、青島には感染者が1人も出ていないことから、以前と変わらず安全なデスティネーションであると強調した。