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マレーシア、都立高初の修学旅行の成功例を発表

  • 2003年3月28日
 マレーシア政府観光局は修学旅行発表会を開催、都立高として初めてマレーシアへ修学旅行を実施した例を報告した。2002年度に日本からマレーシアを訪れた中高生は約1万4000人。修学旅行先にマレーシアを選ぶ要因は英語圏であること、旅行代金が公立校の規定範囲内の1人10万円前後に収まること、治安が良いことなどが挙げられる。特に昨年11月に修学旅行を実施した都立国際高校は外国籍の生徒が多く、生徒達のビザの発給が緩やかなことも旅行先として選定する際の大きな要因となったという。同校の場合、現地の学校と交流プログラムを実施したほか、現地の文化や生活に触れる体験型のプログラム「マレー舞踏体験」、「マレーシア森林研究所見学」、「カンポン(マレー語で『田舎』)ホームビジット」などの生徒達が選択できるコースも設定した。
 マレーシア政府観光局東京支局補佐のスライマン・スイップ氏は「イラク戦争が始まっているがマレーシアはこれまでと同様に平穏を保っている。これからも日本からの修学旅行を促進することで、日本とマレーシアの文化交流を深めたい」と語った。