シアトル・ワシントン州、ミッションが来日、都会と自然の魅力をアピール

  • 2003年3月27日
 シアトル・ワシントン州観光事務所は27日、観光ミッションが来日し、「シアトル・ワシントン州観光セミナー」を開催した。イラク情勢を受け、ミッション団の一部は来日を取りやめたものの、業界全体が厳しい立場のこの時期だからこそシアトルの安全性、他の地域にはない都会と自然の魅力をアピールすることが目的。シアトルの中心街は、先ごろ女性誌「VERY」2002年12月で紹介され、女性が歩きながらショッピングを楽しめる。パイン・ストリート沿いパシフィック・プレイス、ノードストロムなどが隣接し、ブランド品の日本未入荷品を取扱うショップも多い。また、ホテルではデザイナーズ・ホテルやワイナリーをサーブするホテルが最近の流行である。特にワインナリー・ホテルが設立される背景は、ワシントン州に175社のワイナリーがあるため。フランスのボルドーと気候が似ており、評価の高いワインが生産されており、ホテルで試飲が出来る。またワイナリーを巡り、ノースウエスト料理を堪能するツアーも催行されている。
 ワシントン州には3つの国立公園があり、熟年層を中心にハイキング、トレッキング・ツアーの造成が可能であると紹介。特に7月から8月にベストシーズンを迎えるマウント・レニア国立公園には全米で6番目に大きいニスカリー氷河をはじめとして見所が多く、トレッキングコースが整備されていることをアピールした。その他、近年注目される旅行スタイルであるフライ・アンド・ドライブではノース・キャスケード国立公園をアメリカン・ロッジに滞在しながら2泊3日で巡るコース、フライ・アンド・クルーズではプリンセス・クルーズ「スター・プリンセス」号でアラスカを巡る7日間のツアーを紹介、目的に応じた多様な旅行商品の造成が可能であることを強調した。