オーストリア、チロル州が日本人向け体験型プログラムをアピール

  • 2003年3月5日
 オーストリア政府観光局は3月5日、「スーパー・ワークショップ2003」の開催に伴い、ウィーン市とチロル州から観光ミッションが来日、最新情報を提供した。チロル州は日本人向け体験型プログラム16種類を開発、中でもゼーフェルトの山小屋でのジャム作りや、レッヒの村をウォーキングしながらハーブオイルを作るプログラムの人気が高い。チロル州観光局エッカード・シュペックバッハー氏は「チロルチョコ」で有名な松尾製菓の例を挙げ、「日本人でチロル州がどこにあるかを知っている人はまだ少ないが、『チロル』という名前は有名。日本人向け観光素材を提案していくと共に、『チロル』を冠した製品や会社による宣伝効果にも期待したい」と語った。
 また、ウィーンの2003年のテーマは「芸術と愉しみ」。2002年に大規模文化施設であるミュージアムクォーターにレストランを完備した新館がオープン。また、今年3月にはアルベルティーナ美術館が修復工事を終え再オープンするなど、文化・歴史的遺産のほかにグルメ、ショッピング、スパ、スポーツなど様々な側面からウィーンをアピールしていく。さらに2004年3月28日には庭園やレストランなどを備えたリヒテンシュタイン美術館が開館する。館内でのコンサートも予定しており、五感で芸術を体感できるスポットとなる。