福建省ミッション来日、厦門のリゾートと武夷山の大自然を紹介

  • 2003年3月3日
 中国福建省観光局及び同地区のサプライヤーで構成する観光ミッションが来日し、日本人観光客誘致のための観光情報を提供した。2002年の日本人の中国訪問者数は298万6800人であり、このうち福建省を訪問した日本人は約13万人であった。福建省は中国で第4位の観光客受け入れ自治体となる。
 厦門市は国際花園の街として認定された美しいリゾート地であり、8つのゴルフ場があることでも有名。観光客向けのイベントも多く、今年3月30日には国際マラソンレース、11月23日には国際観光祭りが開催される。厦門市周辺の観光素材としては北部の高品質な烏龍茶の産地として知られる「武夷山」を紹介し、奇抜な峰と豊かな自然を観光する1泊のプログラムを提案した。また、土と砂と木で円形に建てられた「土楼」が福建省を象徴するものとして紹介された。
 ミッション団長である福建省観光局長明敏氏は「昨年は日本航空(JL)と全日空(NH)が成田から厦門へ直行便を就航させ、日本人観光客は順調に推移しているが、東南アジアからの観光客に比べまだまだ少ない。近代化された面と自然に恵まれた面の両方を持つ福建省の魅力を紹介し、日本人誘致に努力していきたい」と意欲を語った。