求人情報

モンゴル、観光促進キャンペーンを展開、日本人訪問者2万人が目標

  • 2003年2月14日
 モンゴルでは2003年を観光年として観光促進キャンペーン「VISIT MONGOLA 2003」を展開しており、このほど駐日モンゴル大使館とモンゴル政府観光局は旅行会社を対象にモンゴル説明会を行った。同キャンペーンの行事の一環としてモンゴル人力士旭鷲山関を観光親善大使に任命したほか、ウェブサイト(http://www.mongoliatourism.net/)やCD-ROM、プロモーションビデオを作成して旅行情報を提供する。また、ウランバートルに観光通りを整備して観光関連の施設を集中させ、外国人旅行者への付加価値税の減免措置をとるなどインフラを強化している。
 なお、2002年にモンゴルを訪れた外国人は23万188人(前年比20%増)で、うち日本人は約1万4000人(20%増)。日本人旅行客の44.2%が10回以上の海外旅行経験があるなか、同国を初めて訪れた人は72%にのぼり、旅慣れた人でも初めて訪問することが多い。目的別ではゲル滞在を含め大草原への訪問が62.6%、遊牧生活が59.9%、スポーツ活動が46%、馬頭琴で奏でる民族音楽を楽しむ伝統文化体験が19.1%となっており、同国のイメージである大自然に対する興味の高さが伺える。同局では今回のキャンペーンにより2003年の日本人訪問者数を2万人と見込む。
 また、モンゴル航空(OM)では2002年夏期スケジュールから日本/ウランバートルの定期便を運行している。今年夏期も7月は週5便、8月は週7便へ増便する予定で、通年では2万5000シートを提供する。また、全日空(NH)と地方空港からの乗継便での提携交渉を進めている。