グアム、90%の回復、今後はスポーツ、修学旅行、2世代旅行を促進

  • 2003年2月5日
 グアム政府観光局(GVB)は「グアム・トラベル・ミッション」を開催、グアムから関係者が来日し台風からの復旧状況や今後の観光プロモーションの方針を語った。台風からの復旧状況に関してF・ランダル・カンリフ上院議員は「電力、水道など90%の回復。観光客の来島はグアム経済に欠かせないことからホテル地区は優先的に復旧作業を推進した。この地区は安全で快適なデスティネーションに回復している」と語り、先ごろGVBが主催した旅行会社、メディア関係者などのFAMツアーの開催が今後の観光客の送客つながることに期待感を表明した。また1月から知事を筆頭にGVB理事が交代、今後のプロモーション策を検討している。方針としてはチームスポーツ、修学旅行、シニア層を含めた2世代旅行を促進するプロモーションを行うほか、リピーター増を狙い文化・歴史・自然のアトラクションを再開発する。なお検討段階であるが、具体策として自然のアトラクションとして島内の各村に花を綺麗に飾ったウォーキングロードを整備し、観光客にウォーキングを楽しんでもらうという自然とスポーツを組み合わせる案が出ている。
 なお、2002年のグアムへの日本人訪問者数は2001年比12.7%減、2000年比24.9%減の78万6947人と落ち込んだ。ただし明るい方向性として、ウエディングは前年の8000組から増加し9700組(昨年12月8日時点1万1000組の予約)と増加傾向にあり、同伴者も平均16名と他のデスティネーションに比べても多い人数となっており、今年もウエディングは重要なマーケットと位置付けている。