ラスベガス、観光ミッションが来日し日本市場の重要性を強調

  • 2003年1月29日
 観光促進のため来日したラスベガス観光局のカム・アツシャー氏は29日の記者会見で、同時テロ後の日本人観光客の動向について「昨年、3月に日本航空がラスベガス直行便を再開したこともあり旅行需要も戻ってきている。海外旅行者の中では日本は第2位のシェアであり、引き続き日本は重要」と語り、今後も日本市場に向けた積極的なプロモーション活動を展開する方針を明らかにした。今回来日した観光ミッションのメンバーはネバダ州政府観光局、ラスベガス観光局およびホテルなどからサプライヤー総勢11名。来日した観光ミッションのメンバーは回復傾向にあるラスベガスへの旅行者の誘致を強く訴えた。
 また各ホテルの担当者から最新の情報が提供され、1月にはマンダレイベイ・リゾート&カジノのコンファレンス・センターがオープンしラスベガス全体の会議・展示用スペースが88万2550平方メートルになったほか、ぺシアン・リゾート・ホテル・カジノなどホテルの拡張工事も数多く進められているなど、多くのプロジェクトが進行中であることが明らかにされた。また、旅行者の参加形態もフライ&ドライブキャンペーンの影響からか、ロサンゼルスなどからレンタカーでラスベガスに訪れる日本人旅行者が増加傾向にあるとの指摘もあり、新しいラスベガスの旅行パターンとして定着するか注目されるところだ。
 なお、旅行会社を対象とした「ラスベガスセミナー&カジノナイト」が1月31日、観光ミッションのメンバーが出席し帝国ホテルで開催される。