ニュージーランド、ベイ・オブ・アイランズなど冬の豊かな魅力を紹介

  • 2003年1月28日
 ニュージーランド観光局はニュージーランド航空(NZ)は共同でデスティネーション・セミナーを開催、プロモーションの現状および新素材の情報を提供した。日本支局長の小林天心氏は「近年は日本からニュージーランドへの渡航者数は毎年15%ほどずつ増加している。現在は『分散化』をキーワードにニュージーランド全体を8つのルートに分け、それぞれ『鯨街道』『ペンギン街道』など名称をつけ紹介する「8街道」を展開、またシーズナリティーの分散化を進めることでニュージーランドの奥の深い魅力を今まで以上に引き出していきたい」と語った。2002年の日本人訪問者数は1月から11月の累計で2001年比13.9%増、2000年比14.4%増の15万4247人で、年間では17万5000人程度を見込んでいる。同観光局では2005年までに年間の日本人訪問者数25万人を達成するため、観光客の伸び悩む春と秋に重点を置きプロモーションを行った結果、秋にあたる4、5月の2002年の日本人渡航者数は2001年比8.27%増の2万4014人、春にあたる9、10月は46.4%増の2万6235人となっている。
 冬の新素材として、このたび紹介されたのは「K・B・M(カウリ、ベイ・オブ・アイランズ、マオリ)」である。中でも、ベイ・オブ・アイランズは四季を通じて温暖な気候であり、入り江とビーチの美しさは日本にはまだ知られていないものの、ニュージーランド人が集まる新たなリゾート地でゆったりと過ごすことができる魅力ある観光地。中心となる街パイヒアには大型ホテルはないものの、こじんまりとした街にはレストランのほか、ギャラリーなどがある。ここではボトルノーズドルフィンの群れに出会えるドルフィン・ウォッチングやクルーズを組み込んだツアーの提案、冬でも自然豊かな北島の魅力を訴えた。