大連、旅行関連の代表団が来日、イベントと連動して日本市場にアピール

  • 2002年12月9日
 中国・大連市人民政府はこのほど、中国大連観光事情説明会を開催した。これは大連市人民政府、大連市旅遊局、現地旅行会社などからなる政府・旅行関連業の代表団20名が来日、大連の観光素材をアピールすることで日本人観光客の誘致および中国から日本への観光手配の現状を視察することを目的に来日したもの。大連は遼東半島の南端に位置し、三方を海に囲まれることから海鮮料理が有名であり、また臨海部は美しく整備された港湾都市である。2003年には2月に花火大会、5月にアカシヤ祭り、9月に大連国際ファッション・フェスティバルが開催されることから、イベントと連動して日本市場に大連をアピールする。さらに、日本人観光客誘致のため日本語ガイドや運転手などのサービス・レベルの向上を図る。
 現在、中国への日本人渡航者数は1月から10月までの累計で前年比21.7%増の243万3400人と訪問者数を増加させており、大連への日本人観光客も前年比20%増の24万人と好調に推移している。
 なお、代表団は中国からのアウトバンド事業においては大連市旅遊局が和歌山県観光連盟、および全国旅行業協会(ANTA)と友好交流の調印を行ったほか、12月9日に代表団が与党3党の幹事長と面会し、中国から日本への観光ビザの全面廃止を訴えた。