ハレクラニ、ワイキキパークホテル、営業戦略の鍵は販路拡大と付加価値

  • 2002年11月28日
 オークラホテルズ&リゾーツのハワイにおけるグループ傘下ホテル、ハレクラニとワイキキパークホテルの総支配人が来日、それぞれのホテルの現状と今後の展望を語った。ハレクラニは2000万ドルを投じた客室の大規模なリニューアルを行なっており、2003年1月末までに終了する予定。客室には高速ワイヤレスインターネットのほか、スタッフと英語での会話をためらうゲストに配慮し、ボタン操作で用事を済ますことができる「インコムパネル」を設置している。また、フィットネスセンターのリニューアルも進行中でこちらは2003年4月1日に完成予定となっている。また、同ホテル総支配人フレッド・ホンダ氏は「9.11以降、我々の営業戦略を明確にしなければ顧客は訪れない。そのため、客室単価を下げるのではなく、付加価値の高いプランの設定、販路の拡大を考えている。今後はホールセラー、SRSワールドホテルズやオークラホテルの予約センター、クレジットカード会社のパンフレットなどでの販売を強化したい」と語った。
 またワイキキパークホテルでは、2001年10月からレンタカー、バレット・パーキング、和朝食込みのプラン「パーキングフリープラン」を設定、これまでの宿泊数は1万泊を数える。同ホテル総支配人マーク・デメロ氏は「我々のホテルだけを楽しんでもらうのではなく、オアフ島全体を楽しんでもらうことが重要。最近の顧客は島でのアクティビティに興味があり、レンタカーと宿泊を組み合わせることで顧客の利便性の向上を考えた」と語り、今後も日本人市場に高い期待を寄せている。