SAT、南部アフリカセミナーを開催、新素材や新市場にも注目

  • 2002年10月24日
 南アフリカ観光局(SAT)は南アフリカ航空とキャセイパシフィック航空と共同で南部アフリカセミナーを開催した。昨年、南アフリカを訪れた日本人観光客数の実数は約1万2000人。熟年・シニア層を対象にビクトリアの滝やナミブ砂漠など、南部アフリカ諸国を周遊するパッケージツアーが主流である。さらなる観光客誘致のため、今後はハネムーンや30代の女性など新たな客層も取込む意向だが、従来のターゲット層にも引続き訴求するために現地のオペレーターの間では、海岸線や原生林、町並みなど変化に富んだ景観が楽しめる「ガーデンルート」など新しい観光素材の提供を強化している。さらに、トンプソンズ・ツアーズでは「国連の人権問題会議や世界環境サミットなど国際的な会議が開催されるほどインフラは整備されており、物価も安くてMICEに適している。直行便がなく遠いイメージがあるが、実際に日本からのインセンティブ旅行を手配した実績もある」(造酒氏)と、MICE市場にも力を入れている。
 なお、下記の9社が各デスティネーションの情報のタイムリーな提供と交流を目的に昨年から南部アフリカ・ツアーオペレーター連絡会(COSA JAPAN)を発足している。

アメガジャパン、エアープラスインタナショナル、グローブ、デスティネーション・コンサルタンツ、トラベルワールドジャパン、トンプソンズ・ツアーズ、プラネットツアーサービス、ミキ・ツーリスト、ユナイテッド・トラベルサービス・インターナショナル、UTIジャパン