CTC、来年のテーマは「四季を楽しむ」、季節による変動の縮小を図る

  • 2002年10月22日
 カナダ観光局(CTC)は10月21日、22日、日本市場の拡大を目的に旅行会社向けのワークショップ「KANTA 2002」を東京で開催した。これにあわせ、CTC会長ジャド・ブキャナン氏が来日、今後の展望を語った。
 2003年のプロモーションでは「four seasons destination(四季を楽しむデスティネーション)」を掲げ、四季折々の季節の良さを伝えていく。カナダは夏と紅葉シーズンの秋に訪問客数が多いため、季節による客数の増減の幅を縮める狙い。また、季節だけでなく地域的にも旅行者を分散させる目的で、冬の季節にユーコン準州で楽しめるオーロラ、最近人気のあるニューファンドランド島などを積極的に紹介していく。他にも同国には13ヶ所の世界遺産をはじめとする豊富な素材があり、これを中心として日本市場に訴求していく。
 さらに客層別にはFITやリピーターに着目し、カナダの大自然を満喫できる「アウトドア」をキーワードに、カヌーやハイキングなど特定の市場に向けての訴求も随時行なっていくという。