カールソン・ホテルズ、アジア・パシフィックを強化、100拠点展開へ

  • 2002年10月15日
 カールソン・カンパニー傘下の一事業部であるカールソン・ホテルズ・ワールドワイドの取締役社長ジェイ・ウィッツェル氏がこのほど来日、アジア・パシフィック地域の事業展開について語り、同地域を統括する新会社「カールソン・ホテルズ・アジアパシフィック」をシンガポールに設立したと発表した。営業拠点は東京、香港、シドニー、上海、ジャカルタ、ニューデリーで、同社取締役社長にはポール・カーウィン氏を任命した。現在、同地域では「リージェント・インターナショナル・ホテルズ」、「ラディソン・ホテルズ&リゾーツ」、「カントリー・インズ&スイーツ・バイ・カールソン」の37ホテルを展開しているが、今後5年間で100ホテル以上に拡大することを目標としている。アジア地域では毎年5〜10ホテル、オーストラリア、ニュージーランドでは毎年3〜5ホテルを新たに展開していく予定で、具体的な地域と数字については今後検討していく考え。
 カールソン・ホテルズ・ワールドワイドのアジア・パシフィック地域における需要の割合は約25%で高いウエイトを占めている。中でも特に中国の需要拡大を見込んでおり、2004年には北京に「リージェント・ホテル・北京(300室)」をオープンする予定。また、カールソン・カンパニーの傘下にある法人顧客向け旅行マネジメント・サービス会社「カールソン・ワゴンリー・トラベル」が、JTBとの合弁事業「JTB-CWTビジネストラベルソリューションズ」を設立し事業展開していることから、日本市場も重視している。