BTA、観光ミッションが来日、豊富な観光素材を新たに紹介

  • 2002年10月10日
 英国政府観光庁(BTA)は今回で15回目となる英国観光ミッションが来日、英国各地の観光局、ホテル、アトラクションの観光関連団体から最新情報が提供された。BTAが行なったマーケット動向の調査では、近年の日本人観光客の特徴として同国に訪れる約半数がFITなどの個人旅行であり、情報収集手段としてインターネットを活用することで単なる観光旅行ではなくイギリスでなければ体験できない事柄を求めているという。そのため、コッツウォルズ観光局(http://www.the-cotswolds.org)やアイルランド観光局(http://www.traveljapan-ireland.com/home/index.html)などでは日本語ホームページを設け、日本市場に積極的に情報を提供している。
 新たな観光素材として紹介された中でも特に今年はW杯開催でサッカーの関心が高く、マンチェスター・ユナイテッドなどプレミアリーグに所属する5チームが海外からの旅行客を重視し、パッケージ・ツアーに対応している。マンチェスター・ユナイテッドのツアーではスタジアム近くのホテルに宿泊し、試合観戦のほか、博物館やスタジアム見学のツアーを開催している。また、英国の大手スーパー、マークス&スペンサーはベッカム選手デザインの子供用商品をそろえるなどイギリスでしか楽しめないショッピングが楽しめるという。さらにユニークなところではカンブリア地方では地域の馬や羊などで最優秀な動物が披露されるお祭りが催されている。BTAは今後数年間の活動のコンセプトを「とっておきの英国を探しに(My Own Britain)」とし、活動を進める。