モナコ、インセンティブセミナー開催、現地オペレーターの手配を推奨

  • 2002年10月9日
 モナコ政府観光会議局はこのほど、旅行会社社員を対象にしたインセンティブセミナーを開催した。セミナーは20名ほどの小グループに対して2日間にわたり合計4回開催し、同局以外にも現地からSBMホテル&リゾート、モンテカルロ・グランドホテル、グリマルディ・フォーラムが来日して、インセンティブ・デスティネーションとしてのモナコの魅力を紹介した。セミナー後には個別の商談会を設け、参加した旅行会社は積極的に情報収集を行なっていた。
 現在、インセンティブを含む法人団体旅行は不況の影響で減少傾向にあり、従来以上の企画と手配力が求められている。同局の岡部昭子氏は「モナコは国をあげてインセンティブのためのインフラを整え、ホテルやオペレーターなど現地の業者間での繋がりが強い。従来のインセンティブツアーから脱却するには、実績ある現地オペレーターとコンタクトをとり、手配を依頼するのがベスト」とアドバイスした。モナコを訪れる日本人訪問者のうち、インセンティブやコンベンション目的の訪問者は約3割(2000年の値)。2001年はテロの影響で大きく減少したものの、最近は回復してきており、大型のインセンティブの予約も入っているという。最近の傾向ではカジノ視察を目的とした地方自治体関係の訪問も増えているという。