デュバイ、セミナーとワークショップ開催、多彩な魅力をアピール

  • 2002年10月4日
 デュバイ政府観光商務局は東京、大阪で観光セミナーとワークショップ「デュバイロードショー」を開催した。セミナーでは、来日した同局海外プロモーションマネージャーのイブラヒム・アディー氏が「9.11事件後、観光業は世界的に厳しい状況にあるなか、今回で4回目のロードショーを開催したことはデュバイの日本に対するコミットメントの表れだ」と日本市場を重視している姿勢を述べた。デュバイはこの30年の間に急速に発展し、豪華で個性的なホテルやレストラン、ショッピング、アトラクションなど近代的な都市機能や観光インフラが整っている。一方で、伝統的な家が残る旧市街バスタキア地区では、エキゾチックなアラビア文化も楽しめる。その他、ビーチ、ゴルフや競馬などのスポーツ、砂漠ツアー、山岳リゾートなど豊富な観光素材が揃っており、アディー氏は「デュバイは一般的な中東のイメージとは全く違う。中東であって中東でないデュバイを見てもらいたい」と語った。
 なお、ディバイを代表するホテルの一つ、ジュメイラ・インターナショナルは来年9月に300室規模のマディナ・ジュメイラをオープンする。また、日本でも有名なザ・ジュメイラビーチ・ホテルでは挙式と式後のディナーがセットになった日本人向けのウエディング・プランを作成した。挙式はホテル支配人が執り行い、ビーチや庭園やロビーなどホテル内の好みのロケーションで挙式できる。また、砂漠のオール・インクルーシブ・リゾートであるアルマハ・デザート・リゾートは、近年女性誌や旅行パンフレットなどに記事や写真が多く露出し、ハネムーナーを中心に人気が出ている。特に今年5月から8月の夏季は前年の2倍の日本人客が訪れ、同ホテルの全宿泊者の20%を占めたという。そのため、常勤の日本人スタッフを1人から2人に増員し、受入れ体制を整えている。