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インドネシア、ジャカルタへの観光客誘致にメディアの露出を高める

  • 2002年9月20日
 インドネシア政府文化・観光公社のミラ・P・グナワン副会長とジャカルタ特別州政府観光局局長ロベルト・P・シララヒ氏がこのほど来日、インドネシアとジャカルタへの日本人観光客誘致の戦略を語った。シララヒ氏によればジャカルタへの日本人訪問客は同国の政情不安に対するイメージが未だ回復せず、航空機の乗継ぎ地としての訪問に留まっているという。そのため、テレビや雑誌などのメディアなどを積極的に活用してジャカルタが安心であることをアピールし、歴史や文化に接することができる遺跡などを中心に豊富な観光資源を紹介していく予定だ。
 インドネシアを訪問する世界からの旅行者数は政情不安によって減少した98年の461万人から99年には473万人、2000年は506万人、2001年は515万人と小幅ながら回復基調にある。日本人訪問者数は1997年から減少したが2000年には70万人を超え、滞在中の消費金額も高いことからグナワン氏は「日本はインドネシアにとって重要なマーケット」と位置付けている。ただし、日本人はバリ島に目がいきがちで、今年は1月から8月までの累計で24万1670人と、97年通年の34万5779人という過去最高の実績に届く勢いだ。そのため今後はバリだけでなく、近年注目されているジョクジャカルタなどその他の観光地を引き続き紹介していくという。