マレーシアの湿地帯保全地区、修旅、エコツアー素材としてアピール

  • 2002年9月19日
 マレーシアのパヤ・インダ・ウエトランズはマレーシア政府が推進する湿地帯保全地区である。このほど、同地区を運営する非営利団体マレーシア湿地帯保全基金のセールス&マーケティング・マネージャーであるスーン・ガイ・ペン氏が来日、同地区の概略を語った。
 同地区は新行政都市プトラジャヤに隣接しており、クアラルンプール国際空港から10キロほどにある観光に便利な立地である。敷地内ではカバやペリカン、タンチョウヅルなど世界の湿地帯に生息する動物や植物の姿が見られ、マウンテンバイク、カヤックなどのアクティビティのほか、地区内のガイドツアーや環境教育パッケージツアーも行なっている。実は同地区は元々、鉱山跡地の荒地で1996年に湿地帯保護に対する共感と理解を育てることと、環境啓発を通した人間開発を図り湿地帯の自然環境を改善することを理念に、湿地帯に改善した場所である。そのため、敷地内にある展示館「エクスプロレーション・センター」では開発の過程を見学することができる。さらに、来月には同地区にバリ風シャレーの宿泊施設「ジ・アルバトロス」もオープンする。
 なお、パヤ・インダ・ウエトランズは今日から開催する世界旅行博に出展するマレーシア政府観光局のブース内で、その他の現地団体とともに情報提供を行なう。