グアム政府観光局(GVB)は旅行会社を対象とする販売促進セミナーを開催、グアムの最新情報や新たなツアーを提案した。今年1月から8月にグアムを訪れた日本人客は累計で前年比25％減の54万人で、通年では昨年の90万人を下回る可能性もある。しかし、GVBでは6月以降に「OL」「ファミリー」「ウエディング」「グループ」「若者」などセグメント別にテレビCMを放映によりGVBへの問い合わせ数が増えたこと、また5月頃から関東地区では回復傾向にあることなど好転する兆しもわずかながら見えつつあるという。
　今後のGVBが特に積極的にプロモーションする客層は「ウエディング」、「シニア」。既に「ウエディング」に対しては9月から12月の期間にグアムでの挙式を予約し、同行者が8名以上いるカップルの先着2000組に5万円相当の商品券をプレゼントするキャンペーンを実施している。昨年度の挙式件数は8500件であったが、このキャンペーンの効果で今年は予約数を入れて9000件を超える見込みで、1万件に達する勢いがあるほど好評を得ているという。また、「シニア」に向けては「家族＆三世代グアム親睦旅行4&5日間」や「親子記念グアムハネムーン4&5日間」など、グアムにハネムーンで訪れたことのあるシニア世代を取り込むために「リラックス」や「家族」、「ハネムーン記念」などを盛り込んだツアーの開発を提案した。