ニュージーランド観光局、2005年度に日本人訪問客25万人が目標

  • 2002年9月10日
 ニュージーランド観光局はニュージーランド航空(NZ)と共催でこのほど、ワークショップを開催した。同観光局では2005年度に日本人訪問客を25万人にまで増大させる「クォーターミリオン・プロジェクト」を発足させており、そのため需要の谷間である春と秋のシーズナリティーのギャップの解消によって通年で一定の訪問客を獲得したいという。そのため今回のワークショップでは春と秋の季節に焦点を当て、デスティネーションの分散化として実施している「8街道プロモーション」を組み合わせて同国の様々な季節の側面を紹介し、出展したサプライヤー17社からの地域の紹介を通じて観光ルートを図る狙い。
 また、ニュージーランドのツアーでは大自然の魅力を全面に打ち出した商品が多かったが、最近では花をテーマにする花と火山の「庭園街道」のツアーでプライベート・ガーデン巡りを通じてガーデニングの手法を学びつつ、アフタヌーン・ティーを楽しみ、その土地に居住する人々との交流もできるように配慮したツアーが企画されているという。今後もそれぞれの地域の魅力を「8街道」を基軸に紹介しながら人々との触れ合いなどを取り入れた新たな商品を企画してほしいという。