フィンランド観光局、オーロラ以外の自然の観光素材をアピール

  • 2002年9月6日
 フィンランド政府観光局は今年で4回目となる「フィンランドナイト2002」を開催した。ワークショップではツムラーレコーポレーションやラップランド・ホテルズといったランドオペレーター、クルーズ、ホテルなどフィンランドから12社、日本から5社の計17社が最新情報を提供した。
 フィンランドを訪れる日本人の宿泊日数はテロの影響を多少は受けたものの、2001年度は前年比2%増、現在も増加傾向にあるという。フィンランドツアーの主な観光素材は「オーロラ」であるが、同観光局では他の魅力的な素材としてハイキングやクルーズ、スパなどをオーロラと合わせてツアーに盛り込むことを提案。例えば、来夏登場予定の観光素材として、ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの国境を15キロから20キロ歩く、ハイキング中級者向けの「アークテックトレイル」や、ロシア国境近くの北カレリア地方での「カレリア湖水クルーズ」、カレリア建築で作られたギリシア正教会の修道院を訪れるなど、多様な過ごし方を紹介した。同観光局では夏季、冬季用のエージェントマニュアルを作成、現地取材を通して厳選した素材や、日本人向けにアレンジした観光情報を提供している。