ハワイ、今後のプロモーションはハワイのソフト面の魅力を訴求

  • 2002年7月30日
 ハワイ観光局(HVCB)は今後のプロモーション方針を明らかにした。テロ後の日本人ハワイ訪問客は10月末から11月初旬の前年比70%減を底に現在は10%減台近くを推移するまでに回復、ゴールデンウィークのみでは昨年実績を上回った。米本土からの旅行客数と比較すれば回復は遅いが、一人あたり1日の使用金額は日本人の方が多く、ハワイに与える経済効果は大きい。そのため、日本市場の早期の回復を望んでおり、今後もハワイ観光を強く訴求したいという。昨年11月から実施した「スーパー・バリュー・ハワイ」や「ハワイ・サマー・プロモーション」キャンペーンなど、一連のテロ後の回復プロモーションは一定の成功を収めたとHVCB副局長兼日本支局長の椋本氏は分析する。ただし、テロ以前からハワイの魅力を十分に訴えきれていなかったとの認識があり、今後はホテルやアトラクションなどのハードだけでなく、文化や気候などハワイか醸し出す雰囲気を含めたソフトをプロモーション展開の中心に据えて、観光客のセグメント別に需要を把握し、イべントを企画していく。たとえば、8月7日からはワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾートで工芸品の展示をおこなう。また4月から「スポーツ・パラダイス・ハワイ」キャンペーンを展開しており、今月は家族向けのビーチバレーを開催する。