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香港政府観光局、ツアープランニングコンテストで熟年とファミリー層を開拓

  • 2002年7月24日
 香港政府観光局はキャセイパシフィック航空の協力を得て、「感じる香港」プロモーションの一環として香港ツアープランニングコンテストを実施した。コンテスト
は香港観光市場の活性化を目的に行われ、18地方区のうち6地方区以上を取り入れるという条件で企画を募集。同観光局日本・韓国地区局長の加納國雄氏は「香港の面の広がりと東と西の文化がフュージョンした独特の魅力を打ち出しているツアーや、いままで香港に少なかったファミリーや熟年対象の斬新なツアーを企画してもらい、新たな客層の掘り起こしに繋げたい」と語った。グランプリを獲得したのは近畿日本ツーリスト商品本部カンパニー首都圏ホリデイ事業部企画4課の内尾智子氏で、ツアータイトルは「ホリデイ・ファミリゾート・キャセイパシフィック航空で行く!ピンクイルカウオッチングとビクトリア・ピーク大探検・香港日記4・5日間」。ファミリーを対象にしたツアーでタイトルに記載した観光のみならず、叉焼包作りをしたり、無人島での海水浴など親子のふれあいが楽しめる内容になっている。そのほか優秀賞にはタイムトラベルエージェンシー代表取締役・畑山明彦氏の「Hong Kong Walker 四字熟語でめぐる香港的歩き方5日間」とオフィス旅工房取締役社長・津屋雅彦氏の「思い出の名画慕情の感動を胸にゆったりクラシックに歴史的香港を味わう5日間」が選ばれた。審査を担当した香港研究家の小柳淳氏は「普段はFITで出かけるが、企画を見ているとツアーにはツアーの面白みがある。定期航路がない島へ船をチャーターして渡るなどツアーでないとできない旅行を実現してほしい」と論評した。