ANAとIBEX、2029年度から新たな運航受委託事業 地域航空ネットワーク維持へ
ANAとアイベックスエアラインズ(IBEX)は、ANA便の「運航業務の管理の受委託」に関する包括的業務提携で合意した。2029年度の事業開始を予定し、ANAが路線・便数計画と販売、IBEXが運航を担う。エンブラエルE190-E2型機を共通事業機として活用し、需要に応じた供給調整と運航効率化を図る。対象路線は今後協議する。国内航空ネットワークの維持に向け、従来のコードシェアから協力関係を一段深める取り組みとなる。
国土交通省が2026年5月29日に公表した「国内航空のあり方に関する有識者会議」報告書でも、需給適合を図る手段として「運航業務の管理の受委託」制度の活用に期待が示されており、今回の提携はこうした方向性に沿ったものだ。
事業では、ANAが販売会社として路線・便数計画と販売を担当し、IBEXが運航会社としてANA便を運航する。IBEXの乗務員がANA便に乗務する一方、共通事業機化に伴い、IBEXは整備業務をANAへ委託する計画である。両社は経営資源を相互に活用することで、路線維持と運航効率向上の両立を目指す。